最新刊★大奥(15巻)【感想&ネタバレ】
昨年末の発売日に購入したものの、年末年始のバタバタで更新が遅くなってしまいましたが今日はこれ!
よしながふみ先生の大奥15巻です。
最新刊、待ってました~!
毎回表紙が美しくって、うっとりです…!
ちなみによしながふみ先生のマンガは、あと”きのう何食べた?”を集めてます。
感想&ネタバレ
基本的には史実に基づいていると思うので(詳しくはないのですが;)、家定公と胤篤がどうなるかはなんとなくわかっていましたが、やはり悲しい。
カステラを作ったり、胤篤にみとれたり、かわいらしい家定公。
家定公の体調を心配し、気遣う胤篤。
お互いを思いやる気持ちが伝わってきて、素敵な二人です。
流水紋の裃を着た胤篤と家定公の庭でのシーン、その後の家定公から瀧山に漏れる本音にくすりと笑ってしまいました。
家定公が胤篤に気持ちを伝え、寄り添うシーンも本当に素敵でした。
思わず涙がこぼれる家定公、一緒に涙してしまった人も多いと思います。
(これを書きながら私も読み返して泣いている)
胤篤の優しい表情と、寄り添う二人。
セリフはないけれど、印象的なシーンです。
幸せな様子の2人に嬉しくなるのと同時に、今後の展開が頭をよぎって胸がぎゅっとしめつけられました。
そして、やはり別れはやってくるのでした。それも、急に。
穏やかな胤篤が遺品の懐中時計を投げるシーンも胸が苦しくなりました。
出家することもかなわず、薩摩には戻れず。
しかし家定公の生前の言葉から意図を察して、家茂の後見的な役割を果たしていきます。
胤篤が家定に「これでよろしかったのでしょうか?」とほほ笑むシーンが切ないです。
家茂公は聡明で美しい女性ですね。そして心優しい。
それだけに、今後の展開を思うとこちらも胸が苦しくなります。
この巻の衝撃は、何と言っても降嫁してきた和宮ですよ!!!
え????女??????
最後のページの笑顔にぞっとしました。
このページのインパクトが強すぎて、ここまでの話の流れを忘れかけましたよ。
数ページなのに、このインパクトって!すごすぎます、よしなが先生!!!!
物語はもう終焉だと思うのですが、ここからどんな風に史実につながっていくのでしょう。
目が離せません。